糸島便り 田植え(その後)

お米の産地を訪ねて-その2

こんにちは。
つい先日まで暑い暑い、と言いながらアイスばかり食べていたのに
もうコンビニにはおでんが並んでいます。
夏は一瞬のうちに過ぎていってしまいました。

お米の収穫の時期も、もうすぐです。

少し前の8月の終わりのことですが
ヒノヒカリでお世話になっている農家さんのイベントに参加してきました。

田植えでこちらの田んぼを訪れてから早2か月。
稲の赤ちゃんはスクスクと成長し、すっかり大人に成長していましたよ!

福岡市内から車で1時間弱ほどの場所にある田んぼは、見晴らしのよい山の斜面にあります。あぜ道ぞいを少しのぼって振り返ると、足元に広がる田んぼの向こうに海がチラリと見えています。
子どもたちは大はしゃぎでトンボやコオロギを追いかけて走り回っていました。

↓元気なジャンボタニシ

こちらの農家さんでは、化学農薬や化学肥料を使わずにお米を育てています。

また除草には稲の天敵「ジャンボタニシ」に雑草を食べてもらうという自然環境に配慮した取り組みを実践されています。
そのため田んぼにはたくさんの生き物たちがいます。食物連鎖の一環として稲が存在しています。

今回のイベントでは赤米などの成長や田んぼにいる生き物(おもに昆虫)などを観察させていただきました。稲についての興味深いウンチクもついていてとっても勉強となりました。
(益虫はチョコチョコ動き回って写真は撮れず…)

↓引っこ抜かれた稲

稲を引っこ抜いて、見せていただきました。茎のところにクルクルと巻き付いている葉をはがしていくと、、、赤ちゃんの穂がしっかりと隠れていました。
葉っぱのなかでだんたんと背丈が伸びていって、そのうち葉っぱから顔を出して秋の実りとなるそうです。

稲のクルクルから穂の赤ちゃんを取り出してよいとのことで、皆で作業をしました。
はじめての経験に夢中となり、みな無言で作業していましたよ(笑)。

根もしっかりと伸びています。稲の根っこってはじめて見ました。
お米にはコシヒカリやヒノヒカリなどたくさんの品種があり、味に特徴があります。また産地によっても味わいがちがいます。「どこそこのヒノヒカリは美味しい」などとよく言われますよね?
それは根っこがある程度以上伸びた先にある土壌によって味に特徴が出るそうです。

美味しいお米はよい土から!ということですね。

ちなみにこちらの田んぼの下にある土壌は固い粘土質の赤土で、それが美味しさの元だそうです!
田んぼを取り巻く山の空気の美味しさや、蝶やトンボが飛び、空の青さが田んぼの水面にうつる様を見ているとこちらのお米の美味しさに納得です。

–追記–

お米の味は品種や気候、田んぼの土と水、稲刈りのタイミングやその後の乾燥や籾摺りなどの農家さんの腕によっても味に差がでるそうです!

今年の実りも楽しみですね!
新米ももうそろそろ登場します。お楽しみにお待ちください♪