柿の王様「秋王」の農園を訪ねて
こんにちは。
福岡県が10年という長い歳月をかけて世に送り出した柿の王様「秋王(あきおう)」を見に、うきはにある「いのうえ農園さん」を訪ねました。
◆◆◆秋王って?◆◆◆
秋王は、あのあまおう苺などを生み出した福岡県のブランド柿です。太秋と富有柿を親にもち、それぞれの良いところを受け継いでいます。
なんと1つ350gほどもあるんです!
種がないため食べやすく、皮も実も美しい夕焼け色。糖度17度以上を誇る甘さも自慢です。
この秋王は育てることが難しく、かつ「秋王」と名乗れるのは福岡県の基準をクリアするもののみ。
しかも柿は出荷時期が短いので、秋王はなかなか手に入りにくい柿といえます。
販売時期にご注意ください!
減農薬にこだわって
そんな秋王を育てているいのうえ農園さんは、減農薬で秋王を育てている唯一の農家さんです。農薬を通常の農家さんの3分の1までにおさえています。
柿は管理がとても難しいため減農薬で育てるのはとても大変なのだそうですが、秋王を口にするお客様のため、また柿そのものの健康のため、あえて減農薬にこだわって育てているそうです。
さていのうえ農園さんのある「うきは」は美味しいフルーツの里として知られています。美しい耳納(みのう)山や「水源の森百選」に選ばれた豊かな美味しい水に恵まれ、美味しい柿の育成にとっては特に大切な日当たりと水はけのよい土と両方の条件を備えています。
いのうえ農園さんの秋王柿は、美味しい空気をたくさん吸って柿がみんなニコニコ笑っているような、なんとも健やかな印象を受けました。
厳正なチェックのうえに出荷
とれたての秋王の糖度をその場で測って見せていただきました。
17度を超えていてとっても甘いです。でも農園のスタッフさんは「まだちょっと糖度が少ない」とおっしゃっています。
出荷時期には糖度が20度前後となるそうです。なお、出荷の際には糖度だけでなく、色、サイズ、キズなどを丁寧に選定するそうです。
ここまでこだわった「秋王」、ぜひお買い逃がしのないようにご注意ください。