糸島便り 田植え

こんにちは。

産地の旬です。

お米の産地を訪ねて-その1

今回は産地の旬で販売している美味しい棚田米の田植えを見せていただくため、福岡の西の果て(といったら怒られそうですが)、糸島市に行ってきました。

産地の旬の所在地である福岡市内から高速で西に向かって車を走らせること1時間弱。
高速道路から降りるとそこは山の中、、、といった趣です。

訪ねたのは6月の中旬、田植え真っ最中の時期です。
棚田のある山の空気は澄んでいて、
きれいな青い海が遠くに望めます。

(↓3週間ほど前に田植えをした棚田)

あぜ道にはシロツメクサが咲いていました。

大きな機械(田植え機)には植えられるのを待つ青々とした可愛い稲たちが積まれています。

かつて田植えは家族総出の一大作業だったそうですが、田植え機のおかげでかつてほどの人手はいらなくなり、時間もずいぶん短縮されたそうです。

しかし棚田があるのは山の斜面。稲を運んで機械に積んで、植えて・・・の作業が平地とは違って大変なうえ、田んぼ1枚あたりの面積も狭く不定形な形状のため、田植え機のコントロールも熟練の技が必要のようです。

さて今回田植え作業を見せていただき、お話を伺って感じたことがあります。
それは...


田植えするまでにも作業がいっぱいある!!

当たり前のことなのですが。

冬の間にかたくなった土を掘り起こしたり、田んぼに水をはったあと土と一緒にかき混ぜたり、きれいに整えたり。また苗の準備もあります。実際に見て教えていただいくことで実感することができました。稲刈りまでこうした数々の段階を経て、稲は育っていくのでしょうね。

何事もなくスクスク元気に成長してほしいものです。

ジャンボタニシでの雑草対策って

『産地の旬』で販売しているお米は栽培期間中に農薬を使っておらず、除草のためジャンボタニシを活用しているそうです。そのためずっと生産者の方にお聞きしたかったことがあります。

『ジャンボタニシって、農家さんの敵じゃないの!?』

忙しい作業の合間をぬって質問をぶつけてみました。

A.「ジャンボタニシの食欲ってすごいよー、あっという間に一面の緑を食い尽くしちゃうもんね」
Q.「稲は食べないのですか?」
A.「もちろん食べるけどよ。だから田んぼの水の量を細かく調整して、大事な稲が柔らかいうちに食べられてしまわないようにしているんだよ」

A.「ジャンボタニシの食欲ってすごいよー、あっという間に一面の緑を食い尽くしちゃうもんね」

Q.「稲は食べないのですか?」

Q.「もちろん食べるけどよ。だから田んぼの水の量を細かく調整して、大事な稲が柔らかいうちに食べられてしまわないようにしているんだよ」

トリ頭の私の理解の範囲でまとめますと、

・ジャンボタニシは水の中に生息しているので稲がまだ若くて柔らかい間は水を少なめにして田んぼの土の中にいるようにする。

・稲が育ち、ジャンボタニシが好む柔らかい葉っぱではなくなった頃に水をはる。ジャンボタニシは稲ではなく、もっとやわらかい稲以外の雑草を食べる。

ということらしいです。
農家さんの持つ長年の経験の蓄積とひらめき、たゆまぬ工夫と努力の結果できる技なのでしょう。

ジャンボタニシの幼虫も見れるよー、とおっしゃっていただきましたがそのまま退散いたしました。

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 農薬不使用のヒノヒカリ(5キロ5,400円

(ブログはその2へ続く予定です)