その他
ミルキークィーンについて
ミルキークィーン
✿ミルキークィーンの歴史
「スーパーライス計画」による開発中、コシヒカリの突然変異として誕生しました。
※スーパーライス計画…平成元年から5年間、農水水産省が中心となっておいしくて栄養価の高いお米を創り出す計画
✿ミルキークィーンの特徴
もち米に限りなく近い、低アミロース米がこのミルキークィーンです。
低アミロース米…アミロースが低ければ低いほどもちもちのお米になります。
ちなみにもち米はこのアミロースを含んでいません。だからもちもちなんですね。
ミルキークィーンは粘りが強く、冷めても柔らかいのが魅力です。
見た目もツヤツヤしており、実に食欲をそそられるお米です。
香りもおもちみたいなんですよ。
お米そのものの味は強く、味の薄目な和食と一緒に頂いたり、そのままおにぎりとして食べるのがおすすめです。
✿名前の由来
ミルキー…お米の表面が乳白色であることから
クィーン…お米の女王様
ヒノヒカリについて
ヒノヒカリ
✿ヒノヒカリの歴史
コシヒカリと黄金晴(コガネバレ)の配合によって誕生しました。
2001年に日本穀物検定協会により「特A*」を獲得。
*日本穀物検定協会が毎年行うお米の食味ランキングのランク。
特Aを最上位にA – A` – B – B`とされている。
✿ヒノヒカリの特徴
小粒なために食感がよく、ふっくらと厚みのある粒が食べ応えを感じさせます。
お米を比較したときにヒノヒカリはお米そのものの味が薄いため、どんなおかずでも相性が良いんです。
炊飯時の水分量で固さを調整することができるのも魅力の一つ。
炊きこみご飯、チャーハン、カレーライス、丼…とお米がおかずと両立するようなご飯にぴったりです!
✿名前の由来
ヒノ…九州を表す「日(太陽)」
ヒカリ…お米が光り輝くさま
夢つくしについて
夢つくし
✿夢つくしの歴史
キヌヒカリとコシヒカリの交配によって誕生しました。
この二つの品種のいいとこ取りをしたお米が夢つくしです。
2016年に日本穀物検定協会により「特A*」を獲得。
*日本穀物検定協会が毎年行うお米の食味ランキングのランク。
特Aを最上位にA – A` – B – B`とされている。
✿夢つくしの特徴
福岡では名の知れたおいしさを持ち、「冷めてもうまい」が売りです。
福岡でしか生産できないお米で、れんげ農法で作られたれんげ米なんですよ。
※ちなみにれんげ農法とはれんげ畑を作り、空気中の窒素を畑の土に窒素を染み込ませ、それを有機肥料として育てることだそうです。つまり、夢つくしは有機栽培なんですね。
✿名前の由来
夢…将来の夢・希望
つくし…福岡の地「筑紫」と気持ちを「尽くす」をもじったもの
黒米について
✿黒米って?
黒米は、その名の通り「黒いお米」です。
白米や赤米に比べてビタミンBやカルシウム、カリウムといったミネラルを多く含みます。
白米に少し黒米をプラスすると、体の健康のためにもなり、美容効果も期待できます。
淡水化物が分解され、糖に変わるまでのスピード数値のことをGI値(グリセミック指数)といい、この数値が低いほど、血糖値が急激に上がることを抑制する効果があるといわれています。
白米 | 玄米 | 黒米 | |
GI値 | 88 | 55 | 50 |
白米、玄米と黒豆をこの数値で比べてみると黒米が一番低いんです。
ダイエット志向のある方にオススメですよ!
✿黒米の特徴
別名、「黒紫米」「紫米」。色素が黒いお米を黒米と呼びます。
芒(ノギ …稲・麦などの実の外側にある針のような毛)も、白米に比べると少しだけ黒いのが特徴です。
糸島の農園さんは、作りづらく収穫量も多くない中粒の黒米を生産しています。
その理由は、短粒の黒米よりも色の出がいいからなんです。
これはポリフェノールという色素が関係しています。
白米と一緒に炊いたとき、この農園で育てられている黒米はほかの黒米に比べてきれいな紫色に染まってくれます。
黒米は赤米と同じく、稲は栄養をよく吸収し、加えて病気や害虫、環境変化にも強いんです。
その代わりに収穫量は少なく、一粒一粒が貴重です。
✿黒米の歴史
日本だけでなく中国でも古くから栽培され、栄養素の高さから漢方に使われていました。
現在でも「長寿米」と呼び、薬膳料理として食卓に出てきますよ。
日本では衰退しかけていたのですが、1989年の「スーパーライス計画」により品種改良されたのちに注目を集め、見事復活を遂げました。
赤米について
赤米
✿赤米って?
文字通り「赤いお米」で、もち米の一種です。
赤米は白米に比べて栄養が豊富で、カルシウムとビタミンB群、そしてカテキンが含まれています。
このカテキンは緑茶にも多く含まれており、食中毒の予防・殺菌作用・高血圧の予防・血圧の低下など、様々な効果があることが科学的に証明されています。
赤米はお米が赤いのはもちろんですが、芒(ノギ …稲・麦などの実の外側にある針のような毛)まで赤いのも特徴です。
遠くから赤米の田んぼを眺めると、田んぼ一面が真っ赤なため「燃える田んぼ」と呼ばれたりもします。
赤米の稲は栄養をよく吸収し、加えて病気や害虫、環境変化にも強いんです。
その代わりに収穫量は少なく、一粒一粒が貴重です。
✿赤米の歴史
赤米は別名「古代米」と呼ばれることも。
その理由は、赤米を古代人が食べていたという記録が残っているためです。
6~7世紀にできた飛鳥京跡地から掘り出された木の板(木簡)に、「赤米」という字が記されており、かつては日本全土にわたって赤米を食べる文化が栄えていました。
栄養豊富なお米として、古代から食べられていたお米なんですね。
実は赤米は、初代の赤飯であるといわれています。
栄養価の高い赤米を、古代の人々はありがたい食料として神に感謝の気持ちとともにお供えをしました。
この風習が、祝い事などの日に「赤飯を食べる文化」として定着したとされています。